ステイロイドパルス療法を経験して感じた副作用をまとめておきます。
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こんばんは。きゃんです。
今日は、私が急性散在性脳脊髄炎による2度の入院で経験したステロイドパルス療法の副作用をまとめて書いておきます!
そもそもステロイドパルス療法とは
3日間、ステロイド薬を大量に点滴する方法が、ステロイドパルス療法です。
具体的には、1gのステロイド薬を、ブドウ糖液250~500mlに溶かしたものを1~2時間かけて点滴で静注していきます。 これを3日間続けていきます。
パルスには「衝撃」という意味があり、大量のステロイド薬を投与する療法は、”劇的な効果を得る” ところからパルス療法と呼ばれています。
ステロイドパルス療法とは
急性期に高い治療効果が見られるとして使われています。私も実際にステロイドパルス治療を受け、ADEM(急性散在性脳脊髄炎)疑いだった際に昏睡状態から回復した経験があります。
症状などの詳細は過去記事を読んでみてください!
私が感じた副作用(※個人差があります)
・ムーンフェイス
ステロイドの副作用として、よく見られるムーンフェイス。月のように顔がまんまるく膨れあがります。食事量とは関係なく顔が丸くなるので、女性は気にされる方が多いです。実際に私もお見舞いに来た会社の先輩から「太った?」と声をかけられました(笑)
・食欲増進
無性にお腹がすきます。私の場合は、普段は甘いものが苦手なのですが、甘いものが食べたくて仕方がなくなりました。治療中は、病院食とは別に間食をすることがかなり多かったです!
・喉が乾く
普段の生活とは比べものにならないほど、異常に喉が乾きます。治療中は、喉がカラカラになるので、常にお水を口にしていました!普段は3食の食事時以外に、500㎖のペットボトル1本でちょうどよかったのですが、治療中は1ℓペットボトルを用意していても足りない日があるくらいでした。
・足が火照る
寝るときが1番顕著でしたが、私は足が火照って熱くて寝れませんでした!足の火照りからムズムズして気になって湿布を貼ったりしていました。治療初日は、とくに足の熱さが気になって寝れなかったです。
・吐き気、胃痛
これは点滴が始まって30分くらい経つと起こってました。胃がもともと弱く、治療の度に口の中が苦くてムカムカと吐き気がしてくるので、私は吐き気止めも一緒に点滴して貰ってました。吐き気止めが入ると、終わったあとの胃痛も軽減されたのでよかったです。
・身体自体は疲労を感じているのに、脳が興奮していて疲労を感じず寝られなくなる
身体はグッと疲れを感じているのに、頭がどきどきフル回転しているような感覚で疲れを感じず、興奮している状態。寝ようと思っても寝られないという状態が続きました。ベッドの上で寝られず悶々としながら、朝を迎えたことも多かったです。あまりに寝られない人は睡眠導入剤を利用する方が多いと聞きました!私は癖になるのがいやだったので、1度だけ使用しました。
・筋力、体力低下
入院生活であまり動かないこともあって筋力や体力が低下していることは実感していましたが、治療後は少しの距離を歩くにも脈が早くなりやすく、疲労を感じやすい状態になっていました。理学療法士や作業療法士の方いわく、ステロイドにより筋力や体力が低下することもあるので、リハビリでサポートする必要があるとのことでした。
・離脱作用
ステロイドパルス治療の点滴3日間が終わり4日ほど様子を見るのが1クールなのですが、薬が効いている間は驚くくらい疲れを感じず元気になります。ただその効果が抜けると、私の場合は腕が上がらないほどの重さを感じたり、急に強い痺れが走るなどの離脱作用が見られました。
以上が私の感じたステロイドパルス療法による副作用です!
1度目の入院では感じなかった副作用が、2度目の入院ではあったのでどこまでが副作用か分からなくなった部分も多かったです。人によって感じる副作用にかなり差があるので、ネットなどで得られた情報以外で感じたことがあれば、すぐに担当医へ知らせることが大切だと思います。
私は入院中は起こった症状や副作用をその都度手帳にメモしていました。時間が経つと記憶が曖昧になってしまうので、きちんと記録しておくことで診察の手がかりになることが多いです。自分の身体については、自分が1番理解できていると思うので何か違和感を抱いたときは、必ずメモすることをオススメします!
必ず気になった違和感は溜め込まず怖がらず、発信してくださいね。(私は我慢しすぎて、精神的にやられて爆発した経験があります笑)
当事者しか分からないことを伝えることで、医療関係者も適切な対応ができると思います!人によって副作用も様々なので、少しでも参考になれば幸いです。
では!